インターネットに繋がりにくい!原因はルータのDNS機能の故障だった

IT

一昨日からインターネットに繋がりにくい状態になりました。

ネットワーク障害かと思い、プロバイダーや回線の障害を調べても何も情報はありませんでした。

障害情報がまだ出ていないだけかもしれませんし、PCの故障かもしれません。

念のため、Wifi接続したスマホやiPadでも繋がりにくいことを確認し、PCの故障ではないことを確かめました。

3時間ほど様子を見て状況が変わらず、障害情報も出ていないので、家のネットワーク機器を疑い、モデム、ルータを再起動しました。

それでも状況は変わらず、ネットワーク接続のどこでつまづいているのかを確認したところ、繋がらないときはブラウザで以下画面が表示されました。

dnserror.png

DNSアドレスが見つからないというエラーです。




試しにyahoo.co.jpにPingを打ってみると通りませんが、以下サイトで調べたyahoo.co.jpのIPアドレスにPingを打つと繋がりました。DNSに問題があるのは間違いなさそうです。

CMAN
https://www.cman.jp/network/

一般的にインターネットに接続する機器は、以下の手順でサーバへアクセスします。

1.URLのホスト名をDNSサーバで名前解決し、アクセスしたいサーバのIPアドレスを得る。

2.サーバのIPアドレスにアクセスし、HTTPやHTTPSで情報を受け取る。

まず、ホスト名に対応するIPアドレスをDNSサーバに尋ねます。

ネットワーク機器はコンピュータなので、ホスト名(アルファベット)をIPアドレス(数値)に変換しないと通信できないからです。

サーバにアクセスする以前の名前解決の部分で問題が発生していることが分かりました。

プロバイダのDNSサーバ障害かもと思い、ルータでDNSサーバのアドレスを以下のように手動変更しました。

プライマリ:8.8.8.8
セカンダリ:8.8.4.4

このアドレスはGoogleが提供しているオープンなDNSサーバのアドレスです。

これで、プロバイダのDNSサーバ障害が発生していたら、安定して繋がるようになるはずです。

しかし、状況は変わらずです。

つまりプロバイダのDNSサーバに問題はありません。

次にルータ、モデムを疑います。

僕の家の環境では、DNSアドレスはDHCPでルータから自動取得するようにしていて、ルータのアドレスがDNSサーバアドレスとして通知されます。

このとき与えられるPCのDNSサーバアドレスをGoogleのものに書き換えてみました。

すると、少し速度が遅いですが、安定して繋がるようになりました。

これによりモデムにも問題はなく、ルータのDNS機能に問題があるということが分かりました。

問題のルータは3年ちょい使っていたNECのルータ、WR8165Nです。

2016_05_08_15_43_44.jpg

手の平に収まる小さなルータですが、毎日酷使したにもかかわらずよく3年も耐えてくれました。

大変質の良いルータだと思います。

完全に繋がらなくなるのではなくDNSの機能だけが壊れるという壊れ方にも好感が持てます。

おかげで完全にインターネットが不通になるという事態を免れました。

現在は、新しいルータをAmazonで注文して今日届き、使用しています。

僕は今回調べて初めて存在を知ったのですが、今回のようにDNSが原因でインターネットにつながらなくなった場合は、8.8.8.8というDNSサーバのアドレスを覚えておくと良いかもしれません。覚えやすいですし。

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