ドラクエウォークにハマって早2年。
今までWi-Fiに繋いでも問題なく利用できていたのですが、引っ越して色々変わったら接続できなくなりました。
引っ越して変わったのは下記4つです。
- プロバイダ(ケーブルテレビ→光コラボ業者)
- 回線(ケーブルテレビ→NTT)
- 回線の種類(IPv4→V6プラス)
- Wi-Fiルータ(BUFFALO→NEC)
原因の切り分けが面倒だったのでしばらく放置していました。
上記に加えて、最近別件でルータの指定ポートを開放したくなり、ルータ設定しようとしたところ、開放ポートの範囲に指定があることに気づきました。
どうやらV6プラスでは、開放できるポートが限られるようです。運悪く開放したいポートが開けられないと分かったため、何とかできないか調べました。
回線、プロバイダについて調査
調査の結果下記が判明しました。
- V6プラスではルータからプロバイダまでをIPoEというプロトコルで接続している
- 別ルータにPPPoEのアカウントでプロバイダ接続すればIPv4の直接続ができる
- IPv4の直接続では、開放できるポートに制限がない
- 2台のルータを使えばIPv4接続とV6プラス接続の両方が利用できる
これにより引っ越し前に利用していたルータを引っ張り出してIPv4接続しようと考えました。
ところが、現在利用しているプロバイダ(enひかり)では、PPPoEのアカウントを無料払い出しできず、月550円かかると言われてしまいました。
enひかりでは、こういうところを節約することでユーザに安くサービスを提供しているのでしょう。
それならと別回線の料金を調べて、同じ光コラボのプロバイダである楽天ひかりに乗り換えることにしました。
楽天ひかりでは、PPPoEのアカウントがデフォルトで払い出されます。
enひかりは解約金が無料ですし、楽天モバイルを利用しているので、1年間回線利用料が無料になり、実質5万円程度のキャッシュバックです。
回線切り替えまで1ヶ月程度時間がかかるので、その間に無線LANの構成を考えることにしました。
旧ルータの復活とドラクエウォーク
試しに現在利用しているルータを引っ越し前のものに変更してみました。
するとなんと、ドラクエウォークに接続できるようになりました。
【×】NEC Aterm WG1200HS4
【〇】BUFFALO AirStation WSR-300HP
少し調べましたが恐らくAtermのほうは、MTU値が小さいのかなと思いました。MTU値は設定変更できないので、ルータ変更以外は対処方法がなさそうです。
全要件を満たすネットワーク構成
上記を踏まえたネットワーク構成は下図のようになりました。
☆ポイント☆
WAN側にスイッチングハブを入れて並列分岐する
PPPoEパススルー設定で直列に繋いでもできると思いましたが、安定しなかったので並列にしました。
2台のルータのLANを統一する
家庭用ルータはルーティング設定ができないので同一LANにいることにします。
無線LANルータ2のDHCPサーバを無効にする
同一LAN内にDHCPサーバが2ついるとバッティングするため、無線LANルータ2のほうを無効にします。
無線LANルータ2のIPアドレスは、無線LANルータ1で設定しているDHCP範囲外のアドレスを指定する
無線LANルータ2のIPアドレスが、IPv4回線を利用する際のゲートウェイになります。
ルータ2台のWi-Fiを別SSIDで有効にする
ドラクエウォーク用端末は無線LANルータ2(BUFFALOのルータ)のSSIDに接続します。
ポート開放のためIPv4回線を利用したいサーバは、IP自動取得ではなく、DHCP範囲外の空きアドレスを手動設定し、デフォルトゲートウェイを無線LANルータ2のIPアドレスに設定する。
無線LANルータ2でポート開放設定を実施します。
ネットワーク構成変更完了
少し奮闘しましたが、家庭用無線LANルータを2つ利用して、下記2つの目的が達成できました。
現状問題なく機能していることを確認しております。
- ドラクエウォークをWi-Fi接続で利用する。
- ルータのポート開放を自由に実施する。
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